パセリも食べろよ
食べ残し。
長いこと飲食店で働いていると感覚が麻痺してくる。
当たり前のように残し、何事もなかったかのように帰る。
幼稚園児の頃から給食やご飯を残した事がない。
そんな育ちの良い私ですら、働き始めた頃は勿体ないなと感じていたが、今では何も思う事なく食べ残しを捨てる。
食品ロス問題はニュースなんかでも取り上げられていて、なくす為に様々な取り組みもされている。
本題はここから。
私はふと気付いてしまった。
他にも何事もなかったかのように捨てられて、忘れられてしまうもの。
そう。
消しゴム
消しゴムって買ったばかりだと、割れないように慎重に消したり、小さくなった時カバーをサイズに合わせて切ったり大切に使う。
しかし、奴は急に目の前から姿を消すのだ。
消しゴムだけに。
目で追いかけて、行方を辿るが消えるのだ。
消しゴムだけに(しつこい)。
そして、何日か経った後、友人の筆箱の中に入っているのを見つけたりする。
でもそれを、咎める人はいない。追求もしない。
また、買ってから日が経つとシャーペンで刺しまくり黒いブツブツまみれする人も出てくる。
小さく千切って、投げつけてくる人もいたな。
なんなんだろう、あれらの現象は。
話が脱線しました。
結論から言うと、消しゴムを最後まで使った事ある人いますか?
最後の最後のカスになる所まで見届けた人はいますか?
少なくとも私の周りにはいないし、したこともない。
そこで、まだ消しゴムを使う機会のあるそこのあなた!
全部使い切ったら教えてください。
褒めてあげます。
世界中の消しゴムロスがなくなりますように。