ぼくのなつやすみ 11日目
久しぶりの晴れ。
蝉もいつもより元気に鳴いているような気がする。
夕方の暖かみのある日差しに、気持ちの良いくらいの風が窓から入り眠気を誘う。
葉が擦れる音、風の音や虫の鳴き声、全て合わさって自然のオーケストラのようだ。
耳が喜んでいる。
あまりに気持ちが良く、大きなあくびの後小一時間寝てしまった。
ねみい!ねみい!だせえ!だせえ!
眠すぎてカッコつけた文章書いちゃったよ。
それはそうとて11日目。
朝ごはんの時の話題。
どうやら明日はお坊さんが来るらしい。
何でかなあって聞いてみたら、実は4人家族ではなく5人家族でお兄ちゃんがいたらしい。
そのお兄ちゃんの命日が明日だからお坊さんが来るって。
ボクくんに凧を作ってくれたり、昆虫採集セットくれたりするのは、そのお兄ちゃんとボクくんを重ねてたのかなあ。
朝からしんみりしちゃった。
冒頭との温度差
あとお姉ちゃんはラブレターを出しにいったよ。
まさかの郵送で。
本当にラブレターなのかな?
ラブレターって懐かしいよね。
別に思い出とかないけど。
あと今日はずっこけ3人組を虫相撲でこてんぱんにするべく、新しい虫を捕まえに行った。
ノコギリクワガタのBIGサイズ捕まえた!
いうてもノコギリは大したことないんだけど、育てれば強くなるタイプみたい。
ボコボコにしたろ。
そしてそして、夜にはなんと、、、、
またまた花火。。。
ちゃんと浴衣も着て風情を感じるね。
小さい頃、祖父母の家に泊まりに行くと絶対に花火してたな。
本当にこんな感じに縁側で。
早くやりたい!花火!
線香花火してノスタルジックな気分に浸かりたい。。。
儚げに
燃ゆる灯火燦々と
何を思ふ、二十五の夏
ボクくんのセンスに嫉妬した夏